第1回2003.10.15 |
八軒家浜の将来について考え始めました。 土佐堀研究会からの呼びかけで八軒家浜ワークショップが始まりました。まず、土佐堀研究会から、八軒家浜で何をやろうとしているかについて説明がありました。八軒家浜について考えるヒントとして、八軒家浜のポテンシャル、解決すべき課題などについての、土佐堀研究会なりの思いの披露です。それに対し、町会からは、この場所の歴史的な位置づけや、将来に対する不安、かつての桜並木に対する思い入れなどを語り、また特に防犯面に対する心配等、切実な思いを伝え、互いの思いを少し共有することができました。 |
第2回
2004.1.28 |
イメージ写真を手がかりに理想の将来イメージを話し合いました。 今後、八軒家浜ワークショップを行うことの目的について意見交換しました。八軒家浜の将来像を考えることを通して、北浜東の町全体の将来について考えていきたいこと、そして目指すべき将来イメージを皆で共有していきたいということを、土佐堀研究会からの提案をベースに話し合いました。 次に、八軒家浜の将来イメージの参考になるような事例写真に「好き」「嫌い」を投票しました。そのことによって、八軒家浜の将来像の具体的なイメージを共有することができました。 |
第3回
2004.3.17 |
模型を作りながら理想の将来像をイメージしました。 第2回ワークショップでの議論「こんな公園になってほしい」というイメージや町会メンバーが抱いている思いをふまえ、土佐堀研究会から典型的なモデルプラン3案が提示されました。その後2つのチームに分かれて、100分の1の大きな模型の上に、桜並木や駐車場などパーツを組み合わせて置く作業を行い、理想とするイメージを作りました。2案をそれぞれA案「第2の大地案」とB案「森の駐車場案」と名づけ、最後に各案の良い点を発表しました。模型で考える中で、それぞれの案の可能性と課題が見えてきました。 |
第4回
2004.4.28 |
八軒家浜を地域に開かれた場所にしよう! 前回ワークショップで作成したA案とB案の特徴を復習し、八軒家浜を「地域に開かれた場所にしたい」という大きな方向性を確認しました。つまり、駐車場が主体になるのではなく、人が利用して居心地の良い場所にしたいということです。 今後の課題は、・建物の魅力・価値をアップさせるアイデア、・セキュリティ・安全性の確保をはかる方法の2点です。また、駐車場全体に屋根を架けるかどうかについては、賛成反対の両極に意見が分かれたのでじっくりと意見交換をしました。 |
第5回
2004.7.7 |
水辺の魅力と共に建物の魅力もアップさせよう! 今回のテーマは、「建物の魅力・価値をアップさせるアイデア」です。水辺の空間が変わった時にそれに近接する建物の価値を高める方法について議論しました。これまでは土佐堀通りを建物の正面、川側を裏面と捉えていましたが、両方とも表として利用するとおもしろいのではないかと感じられ、八軒家浜の新しい可能性が少し見えてきました。 また、川沿いの街づくりの事例として徳島・新町ウォークの整備事業を紹介していただきました。土佐堀川沿いの整備と照らし合わせながら話をうかがい、今後の八軒家浜整備の参考となりました。 |
ケイオス澤田氏講演会
2004.8.4 |
『街のブランド化~淀屋橋WESTを事例に~』 株式会社ケイオス代表の澤田氏を講師にお招きしました。同氏は、梅田イーマをはじめとする商業施設のプロデュースや淀屋橋ウエスト(淀屋橋西側エリア)における街再生プロジェクト等、いわば街づくりのプロフェッショナルです。今回「街のブランド化~淀屋橋WESTを事例に~」というテーマで街の再生を考えるうえで重要なポイントを、実例を交えながら披露していただきました。 |
大阪府説明会2004.8.25 |
大阪府の八軒家浜整備計画(案)の説明会 大阪府から八軒家浜の整備計画案を発表していただき、その計画案について意見交換を行いました。町会からは、将来構想が実現するまでの過渡期のリスクをどのように考えているのかなど、質問が相次ぎました。その中で、町会から八軒家浜を新しい大阪の新名所にしたいという思いが述べられ、広域的な八軒家浜の位置づけを見直す議論もなされました。 |
第6回2004.9.17 北浜東振興町会 6名 土佐堀研究会 8名 大阪府 4名 京阪電鉄 2名 |
全体模型をもとにこれまでの議論を確認しました。 これまでテーマ毎に議論してきた内容をふまえて、八軒家浜全体の1/200模型を作成し、これをもとにトータルでの空間のあり方について議論しました。地下鉄の出入口の位置、船着場の位置、それぞれの動線の役割等についておぼろげながら共有することができました。後半は新しく生まれ変わった公園の管理に及び、整備も大事だが、質の高い管理を維持していくことはもっと大事であるという考えにいたりました。 |
第7回
2004.10.22 |
八軒家浜と周辺のネットワークを考えました。 八軒家浜を少し俯瞰して議論をしました。このエリアを利用するさまざまな人の動きを分析し、この場所にどのような機能が必要かを考えました。八軒家浜と地下鉄出入口、周辺道路や橋とのネットワークなど周辺との接続を進めたい思いが町会にはあります。自転車の迷惑駐輪など、現状の問題点も合わせて議論し、対策を検討しました。また、八軒家浜を水都大阪のシンボルにしたいうという思いから、建物のファサードを含む川側からの全景を印象的なものにしたいという考えを共有しました。 |
第8回2004.11.19 北浜東振興町会 3名 土佐堀研究会 7名 大阪府 1名 京阪電鉄 2名 |
八軒家浜の整備を契機にもっと暮らしやすい街にしたい。 技術的な側面において、意見交換を行いました。京阪電鉄を交えて京阪天満橋駅周辺の整備について話合い、大阪府とは雨水排水対応の課題、八軒家浜の整備手法、船着場の整備等について話し合いました。整備と運営に関しては、従来のようにすべてを官が管理するのではなく、官が民間と協力しながら進める方法も検討するなど、新しい手法を取り入れる可能性が示唆されました。 また、町会から八軒家浜周辺を取り込んだ文化的なまちづくりをめざす、新たな提案を発表しました。 |
第9回2004.12.17 | 提案書の構成や提出先について議論しました。 ワークショップで考えたことを実際の計画に反映してもらうために、これまでの成果を提案書として取りまとめることになりました。今回はその素案をもとに、全体の構成や記述の内容について確認すると共に、今後どのように発信していくのが良いのかについて議論しました。 |